トカゲの生まれつきの特徴によって戦略も変わっていく

アリを食べて生活しているトカゲの生活の中に見るゲームの理論

四章でふれた「進化生態学」や「社会生物学」といわれる分野がそうです。このような考え方は興味深く、また私たちの社会をとらえるためにも広く応用できるので、ここでその分野からの代表的な例をいくつか紹介し、私たちの社会とのつながりを考えていきましょう。アリを食べるトカゲの戦略。アリを食べるトカゲが、まず最初に考える対象です。トカゲのなかにはあごの長いトカゲも短いトカゲもいます。そこでいま、「あごの長さ」をトカゲがとっている戦略として考えてみましょう。

トカゲは自分で考えて戦略を選んでいるわけではありませんが、「あごの長さ」が違うとアリを食べる効率が違ってきて、これがひいては子孫をふやす能力にも影響してきます。したがって、「あごの長さ」という生まれつきの形態を、トカゲの戦略としてとらえて、どんな戦略が有利なのかを調べることで、進化していく先を理解しようというわけです。いま小さなアリしかいない場所では、あごの小さなトカゲのほうが効率よくアリを食べることができます。大きなアリしかいない場所では、あごの大きなトカゲが有利になります。

それでは、一つの場所に小さなアリも大きなアリもともにいるようなときには、どんな戦略が有利でしょうか?これがここで考える問題です。詳しく考えていくために、少し準備をしましょう。いま仮に、さまざまなあごの長さをもったトカゲの集団があるとしましょう。見やすくするために、それぞれのあごの長さのトカゲがどれほどの効率でアリを食べるかを、グラフで表わすことにします。そのために、図25のように横軸にそれぞれの「あごの長さ」をとり、縦軸にそれぞれのあごの長さをもったトカゲがアリを「食べる効率」(トカゲが食べようと試みたアリ全体のうちで、どれくらいを実際に食べることができたかで測れるでしょう)をとります。


新着記事
2015/01/04 Recommendを更新しました。
2014/12/31 新着記事を更新しました。
2014/12/30 それぞれの専門家を更新しました。
2014/12/27 モザイクの広がりを更新しました。
2014/12/25 環境が時間変化を更新しました。
2014/12/23 アリを食べる効率を更新しました。
2014/12/22 アリを食べて生活しているトカゲの生活の中に見るゲームの理論を更新しました。
2014/12/19 ホームページをリニューアルしました。

オススメサイト
ソラノヴァ[聖なるお城の魔法定理] Fish Hunt 世界を釣れ! チビクエスト
魔法定理を携え、少年少女よ、旅立て!フルHDで楽しめるブラウザゲー、大技で爽快!業界初!?超本格派釣りゲーム・世界中の海、川・・・定番釣り場から大物が潜む外洋へ繰り出そう!ブラウザで遊べるお手軽無料オンラインRPG。他プレイヤーとチャットしながら、参加して冒険に出かけよう!